森の日記

見たこと、知ったこと、感じたこと。

暑い。

暑さについて書かざるを得ない。くらい、暑い。

書かざるを得ないわけじゃないんだけど、、、なぜ人って、暑さや寒さが和らぐわけじゃないのに「あついー」とか「さむっ!」とか口に出すんでしょう。

そういえば、なんで暑さのばあいは「あつーーー」とかどっちかというと「のばし」系で、寒さの場合は「さむ!」「さぶ!」とか、「っ!」系なんだろう。まあ、「あっつ!」「さむーー」とかもいうけどさ、語感的に。この感覚は、私だけ、、、?

 

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なぜ暑さについて書くかと言えば、異常なほどに暑いから。

 

まあ、私はフランスの夏はまだ人生で3回目だし、そんなに経験値が高いわけじゃないけど、10年近く前に過ごしたフランスの夏って、さらっとしていて、朝夜はさわやかにすずしくて、なにしろ湿気がないから冷房要らないような気候のイメージだったのです。(風もとおるし、日陰にいればすずしい)。

でも、どうやら6月としては前代未聞の熱波がサハラから来ているそうで、今週はずっと、フランスの大半で35℃~40℃らしい。

 

www.meteofrance.fr

 

パリも本当に暑い。今朝はすこしだけすずしかったけど、日ざしが上がってくるにつれ、やっぱり暑くて、日本の夏の匂いがした。

何がつらいって、前に書いたように"冷房がいらない"のが普通だから、本当、これくらい暑くなると逃れようがないのです。スーパーとかデパートとか、ちょっといいカフェとかは冷房あったりもするけど。そんなわけで今週はずっと図書館に行っていた。すずしいから。

でもここで気になるのは、その「冷房」がさらに温暖化を促進させているんじゃないのかな、、、ということ。(これは、去年の日本の猛暑で小学校へ冷房導入の議論がわき起こっていたときにも感じた。もちろん人命第一なんだけど、、、「卵が先か鶏が先か」と同じなのでは??と思って。)

 

そしたらこんな指摘が。

「調査によると、気候温暖化は今後2050年までのエネルギー需要を60%増加させる」。

www.20minutes.fr

60%というのは、温暖化が大幅に進んだ場合だとしているけれど、それにしても。

記事の中には、やはりフランスではこれまではそこまで普及していなかった冷房についても言及されている。

「熱気を外に排出することで、冷房は都市部の気温をさらに上げている。例えば東京は、大幅な冷房の普及によって"外気は2℃上がっている"」と。

2℃も上がっているのか。。確かに、新宿とか渋谷とか歩くと、路地裏とか、冷房の室外機が並んでいるともわっとさらに暑かった記憶はある。

 

この記事の中で解決策は、まず都市への集中を和らげること、を挙げている。

「通常、都市部と田舎では2~3℃の気温差があるが、猛暑の場合、その差は10℃近くになることもある」。

とは言え問題は、やっぱり仕事や生活の上でどうしても今は集中傾向なんだよなあ、、、と思ったら、

より現実的な解決策として、

「植物を植えること」を進めていた。あと、「建物の壁や道路を白くすること」。

 

基本的なことだけど、でも大事だよなあと。やっぱり木陰に入るとほっとするし、黒い服は暑いから。

 

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あと、今回フランスにいて感じるのは、「蚊」。

これまでフランスに暑い時期に来て、正直「蚊」を認識するほど蚊に遭遇したことがなかったのだけど、いま、もう6月になったくらいのころから、一日3か所くらいの勢いで蚊に刺され続けている。

日本の蚊と違って腫れる面積は小さめなんだけど(日本の蚊の刺され後ってものすごくぶくっと広がるのは、なんでなんだろう?たまに枝豆の粒くらい大きくなったりする。)かゆさは同じ。

これも温暖化なのか、、、かは分からないけど、ワインの名産地が北上している、という噂もこのあいだ聞いたこともあって、いろいろ考えてしまう今日この頃です。