森の日記

見たこと、知ったこと、感じたこと。

つぶやき。

ご無沙汰していました。

 

もうちょっとしたら、また前回のペースで毎日アップデートしていこうと思う。

いま、新たな環境で新たな発見に日々出会っていて、あたまの中がぐるぐるし続けているので・・・

 

インプットとアウトプットのテンポをもう少しだけ早くしたいのだけど、どうしてもインプットしたら、ちょっとひと呼吸置かないと思考をまとめられない性分。。。

 

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 日本について、最近思ったこと。

・参院選、投票率が50%を下回ったことは、悲しかった。

だってそれって、2人に1人は「声を挙げる権利」を自主的に放棄したということだから。でもその原因は、自分たちにある気がしている。なんでかというと、選挙の意味って、だれかに教えてもらえなきゃ、気づけない。日本は義務教育があって、それは国際的な評価(たとえばOECDが行っているピサ=PISA)から言っても、いまのところはまだ、各国から見てもかなり高いけど。たかまつななさんはずっと前から民主主義について一生懸命活動をされていて、本当に、すごいな、って、改めて思った。

・でも一方で、今回、選挙の前に著名人が「選挙へ行こう」と声を挙げたり、SNSで発言するインフルエンサーがいたりしたことは、うれしかった。

それは、「垣根」を低くすることだから。みんなの生活の延長に選挙があって、政治があるということを、もっと感じられるようになったらいいな、と思う。

(フランス人はものすごく「政治」が好きで、コーヒー片手の世間話が政治だったりする。初めて留学をしたときにそれにびっくりして、一方で、「なぜ日本では政治の話題が "タブー" になってしまっているのだろうと思った。)

 

フランスについて、最近思ったこと。

・いろいろあるんだけど、とりあえず、また猛暑が戻ってきた。

日本でももちろん猛暑のニュースとか、暑ければいっぱい取り上げるけれど、40度を超えるにあたって、今回、フランスの国鉄が「夏休みの旅行の延期」をすすめたり(キャンセル料無料にするまで!)、保育園がおやすみになったり、『ここまでやる・・・!?』とつい思ってしまったりもする。前回の猛暑では、中学生の卒業試験が延長にすらなった。まあ、日本の豪雪でセンター試験や入試が延期されるのと同じなのかもしれないけれど・・・。

でも。

フランスはそもそも夏ってさらりとして暑すぎずとても快適でクーラーなんて基本的にいらないからで、フランスの人たちが暑さに慣れていない、ということが大きいのかもしれない。(先月の猛暑でも亡くなった方がいたし、2003年の歴史的猛暑では、なんと1万5千人もの方が亡くなったという。)

でも。

同時に、「もし頭痛や発熱を感じたら、薬を飲むのではなく病院へ」とすすめるニュースでさえ「お医者さんもバカンスなので、あいていないかも知れませんが・・・」と言っていたことに、『フランス・・・!!』と思わずつっこみそうになってしまった。

フランスは自他共に認める「バカンス大国」なので、夏休みはものすごく大事。いまいるテレビ局でも、たとえばニュースや時事について専門家にインタビューをするにも、「ほとんどのひとがバカンスで地方にいる(パリにいない)」というのが大前提になっている。日本じゃ考えられないと思う。そのバカンスだって、たとえばGWなんかとちがって1か月単位なので。

 

お医者さんも仕事。バカンスをとる権利がある。「バカンス」はある種、フランス人にとって、「否定してはいけない」大事な権利なのだ。

ただ、「バカンスに行けない」人もいる。そして、バカンスに行く文化を持たない人もいる。そこらへんのはざまの現実が、フランスという国の矛盾なのかもしれないと思う。

一方で、日本の場合は、フランスほどラディカルにならなくていいかもしれないけど、日本も、もう少し、「休む権利」「人間として生きる権利」が、社会に浸透したらいいな、と思った今朝でした。

 

つぶやき、以上でした。